ceramicチニアシツケル

「ハイリスクな物作り」

堀込さんの作品は大きく分けて
板状の器類と、オオカミやツボといった立体物と分けられます。

器はタタラ成形で、壺やオブジェは手びねりで
そう思われる方も多いと思います
僕も最初そう思っておりました

ただ堀込さんの作り方はそのどれでも無く
大きな陶土の塊から、彫刻・ウッドカービングのように削り出していく、
とてもとても時間と労力のかかる手法を取られています

しかも平面な器類だけじゃ無く

今回展示している
“片口や耳付き壺”なども

その細い長い口の部分や
19センチほど背の高さがある壺の中まで
全て削り出して作っておられます

そんな工程を経て出てきた形を
“素焼きなしの一発本番焼き”で仕上げている
しかも灯油窯で、、、

温度の調整や乾燥具合のバランスが崩れると割れたり窯の中で爆発することも

彼女曰く
「一度素焼きすると、土が生き物じゃ無くなってしまう気がして」
と、自分の感覚の中で生きた物と対話したいと言う想いから
とてもとてもハイリスクで手間のかかる物作りをされています

ふだんはあまり制作の話はされない堀込さん

その隠されたものづくりは
彼女の生き方や性分と密接に繋がっている

とても力強い作品です


堀込和佳/WAKA HORIGOME
【傍に宿るもの】
期間:2019年12月14日(土)-12月22日(日)火曜定休/作家在廊日:14日.15日予定
時間:13:00-19:30(最終日18:00まで)
場所:shop&gallery チニアシツケル/chiniasitsukeru
京都市左京区新麸屋町通仁王門下る大菊町134−6(シティハウス三条横路地奥)
展示内容によっては土足厳禁になる場合もあります

■内容
東京でフリーランスのイラストレーターとして仕事をしながら並行して「使う絵としての陶器」をテーマにうつわや動物を制作する堀込和佳。 一見するとアフリカンアートのようなプリミティブで素朴な物にも見え、北欧のグラフィックのような愛らしさも感じさせる。 その作品に内包されたものは、彼女自身の”自然への愛や、人への愛” 「作る物も、彼女自身も自然体で太陽のように優しく他者を包み込む。」 まるで”お守り”のように、傍で温かく見守ってくれるような作品をお楽しみください。

http://chiniasitsukeru.com/waka-horigome-exhibition/